番水とは

番水（ばんすい）とは、

農業（灌漑）において、不公平な水の分配をなくすために、量や順番を決める配水制度のこと。

水が足りない？

河川の上流区域で農業用水として川の水を使用し過ぎてしまうと、河川の下流区域で河川の水が枯渇してしまい、農業用水が足りないという問題を解決するのが番水です。

河川の上流区域での水の使用量を制限し、下流区域で水が使えるようにする配分制度です。

具体的な方法は

水量を調節するため水田（畑）の面積に応じて一定の時間を定めて決められた順序に従って配水する。

分水点に設けられた流水量測定の器具・道具等を使用して測定し、使用量自体を制限。

定められた深さの水流を保ちつつ一定量の水を下流に放流する。

などの諸方法が用いられています。